12月19日

今年の夏頃、立て続けに音楽家の自伝的映画が
公開されたのを覚えているだろうか?

コール・ポーターの『五線譜のラブレター』、
ボビー・ダーリンの『ビヨンドtheシー』、
そして、我が国が誇る元祖ソウルディーバ、
ゴッド姉ちゃんとも親交が深かったレイ・チャールズの『Ray』。

ぞれぞれに気にはしていたものの
「DVDになってからでいいや」と待つこと数カ月。
『ビヨンドtheシー』と『Ray』の二本をレンタルしてきて見た。

公開当時から一番気になっていたのは『ビヨンドtheシー』で、
『Ray』は「まあ、見ておくか」的なスタンス。
要は、レイ・チャールズにはあまり関心がないらしいのだ。

ところが観賞後、以下のメールが送られてきた。

「『Ray』を観て感じたこと

 《土曜の夜の罪深い人々と
   日曜の朝の教会参列者(たいていの場合、同じ人間だった)の
    現実を歌い込んだ》
                〜作家、ネルソン・ジョージの言葉〜

 まさにレイ・チャールズはそんな歌手だった。

 僕がレイに余り興味を抱かなかった理由は、
 ABC時代以降の甘さにある。

 アトランティック時代のほとばしる情熱は好きだが、それ以降はどうも……。

 今回映画を観て、ジャンキー&女好きなレイ像を知って、親近感が湧いた。
 彼もやはり人間だった。

 大きな闇があるからこそ、大きく輝ける。
 まるで夜空の星のように。
 星(スター)は深い暗闇(盲目)があって輝ける」


あら? あれだけ期待していた『ビヨンドtheシー』は?

「なんかね、想像していたのとは違った」

『ブルースウェバー展』の時(10月18日参照)といい、
『ライヴ8』の試写会時(11月8日参照)といい、
期待してないところから何かを受けとってくるパターンが多いなあ。

まあ、ゼロじゃないぶん、それもまたよしか。
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by trasac | 2005-12-21 16:42


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