10月6日

秋という季節は、人をゲージツに掻き立てる。
ご多分にもれず、マーボー氏もそのうちのひとり。

新居に引っ越してきて以来、
蛍族となったマー氏が見た、ある秋の光景です。
気分はもう、昭和の文豪といったところでしょうか。

 「昨夜から続く激しい雨は憂うつであった。
  煙草を吸いにベランダに出るのも億劫だからだ。
  これが蛍族のツラいところ。
  しかも夜中にベランダで煙草を吸っていると
  何やらゴソゴソ音がするではないか。
  暗いベランダではその音の正体は分からない。
  煙草を吸うたびにこれじゃたまらない。
  何度か目の煙草吸いの時に、その音の主はトンボだと分かった。
  雨に羽根が濡れたのか起き上がれない、
  何度か起こしてやるものの瀕死の状態。
  『もう駄目か…』と呟き諦める。

  翌朝、雨もあがり、ベランダで煙草を吸っていると
  ベランダの縁にトンボがいる。
  トンボのお尻を押してやると
  雨上がりの空へと羽ばたいていくではないか。
  果たして羽ばたいていったトンボは昨晩ベランダにいた瀕死のトンボなのか否か。
  真相は分からない」


余談だが、筆者は同じ頃、同じベランダでコックローチを発見&格闘。
無駄な殺生はしたくないと
隣のベランダへ息を吹きかけかなら追いやったが
どうやらウチが気に入ってしまった様子。
でも、放置しておくわけにはいかない。
殺虫剤をまき散らし予防線をこさえたてみたのものの効果はなく、
結局、殺めてしまった……。
同じ殺すなら、苦しまないよう一瞬でしとめてやろうと
力強く殺虫剤を押し続けた。
風向きを考えず行動したため、
舞い上がる殺虫剤によって
筆者もあやうく天に召されるところだった——
というのはホントかどうか、真相は分からない。
[PR]
by trasac | 2006-10-10 14:11


<< 10月13日 9月28日 >>