10月13日

街歩きをする場合、「どこに行くか」の次に重要なのが
「何で移動するか」の問題。

マー氏の場合、移動手段を先に決めて、目的地を決める場合も少なくない。
ちょっと前までは、「都営バス&地下鉄1日乗車券」がお気に入りだった。
バスは電車や地下鉄ではカバーしきれない細かい場所へと運んでくれる。
「なんといっても車窓からの眺めが最高だ」とも言っていた。

最近は、鉄道会社がそれぞれ出している「乗り放題きっぷ」を
まんべんなく使っている模様。
ある時はJR、ある時は東京メトロ、など。

さて、2冊目となった
「ぐるっとパス(都内の美術館や博物館を割引料金で楽しめるチケット束)」の旅。
今回はどこへ行ったのでせう?

 「都心に出るたびに買ってしまう『乗り放題切符』。
  今日はお尻が決まっているので、買わずに電車に乗る。
  『乗り放題切符』も鉄道会社の罠だね。
  ついつい“お得”と思って買ってしまうが、
  朝早くからなら“お得”だけど、無理矢理買うこたぁねいやい(→上州出身の江戸かぶれ)。

  さてさて、本日の美術館巡りは銀座周辺です。
  霞が関で降り、日比谷公園を抜ける。
  大噴水前では鉄道フェアが開催です。
  鉄っちゃんがたくさんいた。
  日曜はイベント盛り沢山なので、街歩きは楽し。

  目的は他にあるので先に進む。
  出光美術館へ入る。
  あいにく『風神雷神図展』は終わってしまってたけど、
  日本史を習った人なら聞いたことあるよね、の『伴大納言絵巻』を堪能する。

  にしても混雑してた。
  原因は近くで見るために人が一人しか通れないように仕切られてるためだ。
  日本史オタクが目を凝らして見てた。
  お尻が詰まるわけだよ。
  仕切りの後ろからでも十分鑑賞出来るのに、並んでいる方々は律儀やね。
  たぶん並んでいる方々は歴史の教師かなにかで、真面目なんだろね。
  僕は後ろから二度廻って鑑賞したので満足。

  要約すると
   『伴さんが己の野望のために政敵(源信)に罪を被せる。放火の罪を。
    しかしバレて失脚する。これにより藤原氏の時代が来た』 という絵巻。

  しかし作者は藤原氏も怪しいとほのめかす。
  なんともロマンある話だ。“漁夫の利”藤原氏ってな感じかな。

  さて、お次は『みつを美術館』に行く。
  その前に国際フォーラムのフリマで仏像800円を見つけるも、買うのはやめる。
  国際フォーラムの上階に初めて行き、感動した(前総理)。
  ヒトッコ一人いないのにいたく感動した(前総理、ふたたび)。

  みつをさんは僕の故郷桐生の隣町、足利出身で、生涯足利で過ごした。
  二度目の来館でしたが、今回はみつをの足利での足跡に
  触れることができたのでよかった。
  桐生に帰った折に足利へみつを散策に行こうと思った。
  先日鑑賞した映画『リリィ・シュシュのすべて』も舞台は足利だし、リンクしたね。

  朝からアンパンしか食べてないので、
  アンカケ炒飯を実日(実業之日本社)の隣の食堂で喰らう。
  そしてまた歩く。

  これからの予定は『フィルムセンター』と『ブリヂストン美術館』を廻って帰路につきます」


数時間後——。


 「ブリヂストンにて、またしても『麗子像』を拝めず。
  なんでも、オーストラリア現代芸術展のため、
  常設展が縮小されていたためだ。
  しかし、これでまたブリヂストンに行く理由が出来たわけで、
  嬉しくもある(←ポジティヴ甚だしい)。
  このまま一生鑑賞出来ないのも面白かったりして。
  しかし、ルオーにいたく感動したので、これはこれで儲けものだった。
  評論家曰く『ルオーの絵画は焼き物のようだ。何層も色を重ねているところが特に』

  そうなんです、先日買った萩焼きの湯呑みにクリソツなんです、ルオーの絵画は。
  しかも彼が描くもの全ては宗教画なんですって!(おすぎです!)

  ミュージアムショップにてルオーの書籍を探すも見当たらず。ちょっぴり残念。
  てなわけで、これからオレンヂ電車で帰ります」


「せっかくだから」と、詰め込み過多の旅プランを立てがちな日本人。
本当に次はないかもしれないが、
それでも「いつか必ず!」と思う気持ちが
生きていく活力になるのではないだろうか。
そのためには、何事も腹八分目がよろしってことすかね、
ご飯のあとに柿ピー2袋食べる、マーボーさんよぉ。
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by trasac | 2006-10-17 14:43


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