子どものうちは異文化にかぶれ、
齢を重ねるしたがって、自国の良さに気付いていく—— というのは、よくある健康的な話。 マー氏の場合は、某すぐれた邦画に出合い、 ディスカバージャパンしたようです。 「日本の文化をバカにしていた自分に気付く。 今まで長い間、アメリカ中心で世界を見つめてきていた。 確かにロックはアメリカ発祥だし、映画にしろ文化にしろ、 僕の価値観はアメリカ及び西洋一辺倒。 まるで文明開花の頃の日本みたい。 (あー、だからヘヤスタイルは散切りなのか! ガッテン!) いやはや、元々日本は西洋至上主義だったんだね。 そんな前説はさておき、何が言いたいかというと、 そう、日本再発見をしたのです。 ありていに言えば、『青春の殺人者(76年/日 監督:長谷川和夫、 出演:水谷豊、原田美枝子)』を観て強く感じた。 日本には、まだまだ僕の知らなかった尊敬するべく人がいた。 いや、文化がある! なんだかワクワク興奮気味です!」 この映画の原作は、中上健次の短編小説『蛇淫』。 文庫になってない&絶版の作品なので 探すのが困難だとされていたが、 そこは粘り腰のマーボー氏。 一軒一軒丁寧に古本屋を巡り、 数ヶ月後、原作を手に入れていたから、恐ろしい。 しかも50円という破格値で! これもヘビによる仕業か?
by trasac
| 2006-05-02 19:33
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《プロフィール》
名前;マーボー 体質;音楽漬け 特技;街のうろつき 愛読書;地図(東京都内版から世界地図まで) 動物占い;ペガサス 手相;マスカケ illustrated by AKIRA YOSHIDA 最新のトラックバック
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